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<title>ロストジェネレーションの徒然日記</title>
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<description>ロスジェネ世代の日本男児による日記です。</description>
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<title>故松田隆一博士の異常変態(abnormal metamorphosis)に関するレポート５</title>
<description>⑯脊椎動物Ａ．魚類 極地や深海の魚は、卵が大きく卵黄が豊富である。しかし、数は少ない。母親は、海洋や沿海に暮らすので、プランクトンに恵まれるので、卵黄合成に十分な栄養を得られる。そのため、幼生が生まれても体が大きく、小食で済む。ただし、深海に住む魚は個体発生のスピードが速いため、食べ物をその分欲するようだ。 ヌタウナギは、深海にすむが、卵は大きく、卵黄が豊富である。幼生はない。Eptatretus burgeriは浅く暖かな海水で寒い時季を過ごし、暖かい時季には深く冷たい水へ...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-19T12:00:00+09:00</dc:date>
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⑯	脊椎動物<br />Ａ．魚類<br />　極地や深海の魚は、卵が大きく卵黄が豊富である。しかし、数は少ない。母親は、海洋や沿海に暮らすので、プランクトンに恵まれるので、卵黄合成に十分な栄養を得られる。そのため、幼生が生まれても体が大きく、小食で済む。ただし、深海に住む魚は個体発生のスピードが速いため、食べ物をその分欲するようだ。<br />　ヌタウナギは、深海にすむが、卵は大きく、卵黄が豊富である。幼生はない。Eptatretus burgeriは浅く暖かな海水で寒い時季を過ごし、暖かい時季には深く冷たい水へと移動する。肝臓内で、エストロゲン分泌によるビテロジェニンン合成が起こる。これにより、幼生のなくなる方向へと、卵黄の豊富な大きな卵が作られていくのである。<br />　ヤツメウナギでは、自由生活を営む成体が寄生性に変わる現象が生じたのは、発生の停滞が非寄生の先祖に影響を及ぼしたためと考えられている。低温・水の綺麗さ・ヨウ素の量の増加によってこの現象は起こり、metathetelyな個体発生と考えられている。一方、自由生活の成体では、早期の性成熟が起きる。これはprotethetelyな個体発生である。<br />　シーラカンスLatimeria chaluminaeでも、大型の卵黄を持つ卵を産む。深海に住むという事実が適合している。また、L. chaluminaeは卵胎生である。このような傾向は、ミソサザイ科のような洞穴魚でも見られる。<br />　サケ科の銀化現象は、形と行動の変化のサインとして知られている。黒い体色から銀色に変わることなのだが、これは底生から遊泳への変化でもあり、淡水から海水への移動でもある。これには、春の長めの日長が必要とされていて、これを期に甲状腺ホルモンの量が上がっていく。水温や月の周期も関係するとされている。<br />　他には、ミツトゲウオの側板の形態の多型、ヤツメウナギの内柱から甲状腺への分化、シラウオ科の海水・淡水への適応による卵の接着性の獲得、胚魚の陸生に適しつつある肢のような鰭、等が内分泌が生活変化に影響を与えた例として挙げられている。<br />Ｂ．両生類<br />　無尾類では、プエルトリコのコキガエルEleutherodactylosは卵黄に満ちて直径3-5mmと大きく、幼生にならない直接発生を営む。既にミニチュアのカエルとして孵化するので、水の少ない陸上でも生きられる。肝臓のβ-エストラジオールがビテロジェニンの合成を起こし、血流によって卵に運搬される。両肢が同時に発生し、ミニチュアが8時間で孵化し、全長5mmである。オタマジャクシの鰓は胚発生で一時的にできるだけである。この発生様式には、プロラクチンの早期の分泌が甲状腺ホルモンの活性化を早めると考えられている。同じ様式を採るものではアカガエル科Arthroleptis crusculumやヒキガエル科Nectophrynoidesがいる。N.torieriは口のない不完全なオタマジャクシを産む。<br />　有尾類でも、同様の例がある。プレトドン科のPlethodontidaeは陸生で、幼生がなく、直接発生を営む。Desmognathusでは水生のもいるが、卵は水生の祖先よりも大きい。幼生のない有尾類にも、実験的に幼生を見出すことができる。Plethodon cinereusにフェニルチオウレアを加えると、幼生を発見できたという報告がある。これは、プロラクチンとチロキシンの早期発現が直接発生に関与している可能性を示唆している。<br />　サンショウウオでは、ホルモンを強制的に加えると成体になるもの、決してならないもの、等、様々なネオテニーが知られているが、松田が知る限りでは、三種類に分かれている。(1) Ambystoma trigrinumは低温等の環境の刺激にしぞんしたネオテニーであり、高所の個体で見られている。(2) A.gracileとA.mexicanumは自然選択によって遺伝的に固定されたネオテニーである。チロキシンの分泌量が変異で変わって得られた。(3)器官のホルモンに対する応答能力が、変異や環境による選択か何かで変わって得られたネオテニー。松田は、これらのネオテニーは遺伝的同化という考え方で説明できるとしていた。しかし、1984年にHoは松田の考え方を却下した。(1)変異が遺伝的同化を起こすことは、環境の変化が同時に変異を起こさないうちには、発見できないものである。(2)体細胞の変異と遺伝子の変異が同じ表現型をもたらすのなら、(3)動物が新しい住み家を選んだ時に同じくして起こる変異は、試験しようのないものである。<br />　松田はこの却下に反論した。(1)に対しては、A.mexicanumでは、内分泌系への変異が蓄積できているからこそ、実験室内でネオテニーを観察することができる。例えば、メキシコシティ周辺で75%の集団が自然環境下で変態できることを見ても、100年間でネオテニーへの変異が子孫に伝えられていると考えられる。(2)に対しては、表現型は自然選択の直接の標的となり、その遺伝的な背景に依存しない。(3)に対しては、これは不可欠なプロセスである。ボールドウィン効果と呼ばれる、動物が自発的に自らの発生に影響を与えるような環境を選ん行動様式を変えていく現象は、（幾つかのルリキンバエtephretid flyに見られるような同所的な）種分化に繋がるのであり、無視してはいけない。<br />　有尾類の例について述べていく。Tritums helreticusのネオテニーについて。甲状腺が腫瘍化しているため、ホルモンの分泌ができないのだが、これには、ハゴロモカンランやカブを育てるべく、耕作された肥料としてウサギの糞が池の周辺に使われたために池が汚染され、幼生の甲状腺が腫瘍化したのだと考えられている。<br />A.tigrinumの幼生個体は年ごとに大きくなり、やがて変態できなくなったと考えられている。これには、甲状腺ホルモンレセプターの機能が不全になり、プロラクチン分泌の延長で幼生が大型化したと考えられているが、引き金は先の例のように、汚水ではないかと思われる。実際、きれいな水では大きな卵が数多く生まれるが、汚水では腫瘍が生じ、生まれた内の1/3がネオテニー個体になるのだという。<br />Notophthalmus viridescensの変態について。一回目はオレンジ色の陸向きの形になのだが、3-4年後になると再び水中に戻り、緑色の滑らかな皮膚を持つ、長い尾の形になる。いわば、ネオテニーに逆戻りするのである。これにはプロラクチンの再分泌によるものと考えられる。このプロラクチンで皮膚の透過性を制御できるだろう。このような水に帰る生活史を持つ”water-drive”には16時間の日長がより効果的で、水温20℃がプロラクチン分泌に良いようである。<br />以上は個体発生の変化がもたらす形態レベルでの変化であるが、行動の変化についても幾つか例を挙げる。レットツリーフロッグAgalychris callidryasでは、振動によって孵化する時期が早まることで、葉の上に産出された卵が蛇や蜂に襲われても、その振動で孵化して水中に飛び込み、逃げ延びることができる。また、スペイドフットトードScaphiopus multiplicatusでは、水の豊富な池で生まれた個体は草食だが水分の不足した池で生まれた個体は肉食になる。しかも、チロキシンを投与しても、肉食の顎の逞しい体つきにはなるが、食性は変わらない。水に関わる環境が決定的な要因となっているようだ。<br /><br />５．松田隆一の世界の続き～生物進化の本質とは？～<br />　今まで述べてきた事例は非常に雑多だが、やはり内分泌系と環境への適応が形態ひいては行動の変化を引き起こしているように思える。松田は胚化を始めとする個体発生の変容については、最終的には変異が必要としていたが、ＡからＢに遷り変ってそこに固定するのが絶対というわけではないようだ。2006年、SuzukiとNijhoutはScience誌に、トマトホーンワームManduca quinquemaculataを用いた一連の実験と成果を報告した。この芋虫形幼虫には、緑色と黒色の二種類があり、野生型は緑色とされている。これに熱ショックを与え、13世代にわたって黒色を選び抜いた個体について、幼若ホルモンと温度感受性を調べたところ、28℃を境に、黒色を選び抜いた個体は、幼若ホルモンの分泌量を増し、緑色に変わった。しかし、この反応は個体によって異なっていた。気温28℃を境に黒色にも緑色にも可逆的に体色変化を行う個体もあったのだ。つまり、熱ショックに伴う幼若ホルモン主導の体色変化には、何らかの境界線があり、それを超えてしまうと後戻りのできない体色変化となるが、それ以前のしなやかで融通の利くレベルがあって、そのレベルに幼若ホルモンに関わる内分泌系が位置していると、黒色にも緑色にも、気温に応じて変えられるようになると思われる。これは遺伝的同化とは異なり、一個体において表現型が固定されていないので、genetic accommodationと称されている。適切な日本語表現はまだ命名されていない。人類学者として高名な今西錦司が晩年に「生物は進化すべき時に進化する」と言い張ったが、ちょうどその進化しようとしている狭間を見ているような気がする。松田が拾い上げてきた実例の中にも、このようなしなやかな状態がおそらくあるのであろうが、同じ環境要因によっても、内分泌系の応答が一律ではなく、確率的に個体発生が変更するような中途半端な状態に、私達は行き着くべきなのかもしれない。微小管の動的不安定性のような、方向の定まりきらない未明の状態に力が加わって急激に一定の方向に邁進する、それが生物の進化の本質なのかもしれない。<br /><a name="more"></a>

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<title>故松田隆一博士の異常変態(abnormal metamorphosis)に関するレポート４</title>
<description>XVIII．半翅目a：同翅目 Auchenotrhynchaでは、幾つかの種で翅の大きいものと翅の小さいものの二つのタイプが知られている。トビイロウンカNilaparvata lugensなどでは、前翅が短く後翅は痕跡になっており、小板が短くなり、大腿骨と脛骨が頑丈になり、体色が青くなり前産卵の時期が短くなることが知られている。このN.lugensでは、6月に南中国から日本に来る時は翅があるが、夏から秋にかけて小さい翅の雌が増え、それから同じタイプの雄が増える。結果的に、翅あ...</description>
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<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
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XVIII．半翅目<br />a：同翅目<br />　Auchenotrhynchaでは、幾つかの種で翅の大きいものと翅の小さいものの二つのタイプが知られている。トビイロウンカNilaparvata lugensなどでは、前翅が短く後翅は痕跡になっており、小板が短くなり、大腿骨と脛骨が頑丈になり、体色が青くなり前産卵の時期が短くなることが知られている。このN.lugensでは、6月に南中国から日本に来る時は翅があるが、夏から秋にかけて小さい翅の雌が増え、それから同じタイプの雄が増える。結果的に、翅ありがいなくなる。最低密度の環境では雌のみ翅が小さく雄では翅があるのだが、密度が高くなると、これが逆転するようである。短日や低温でも翅が小さくなる傾向が見られる。<br />　Sternorrhynchaでは、雌のアリマキでは翅のあるタイプ(alate)と翅のないタイプがある。雄は通常翅をもっている。雌のこの多型については、生まれた季節で決まるようだ。また、生まれた季節や卵の条件によって、複数の階級に分かれている。幹母(fundatrix)は、受精卵生まれの胎生・両性具有の雌である。virginoparaは、両性具有のviviparaから発生した胎生・両性具有の雌である。oviparaは冬眠卵を産む雌である。sexuparaはoviparaや雄を産むviviparaである。どの階級においても、必ず翅ありということはなく、住み家が一種類の植物であったか、多種類の植物であったかのいずれかによるものと思われる。翅のない個体になると、単眼・触角の退化・肢の短小化が見られる。<br />　環境条件について。例えばソラマメヒゲナガアブラムシの一種Megoura viciaeでは、日長が14時間で気温が15℃ではoviparaのみ生まれるが、日長がこれより短くなり、気温がこれより高くなると、virginoparaのみになる。クロアブラムシの一種Aphis fabaeでは、日長が長いと幼若ホルモンの分泌量が増えてgynoparaになるが、日長が短いとこの分泌量が減ってoviparaになる。ただし、前述のイナゴ等のように、エクジステロイドも翅の発生には大切とされている。<br />　アリマキの中には、若虫の時に変形発生をするものがある。タイケアブラムシの一種Periphyllusは、ヨーロッパに生息する種では、夏眠の幼虫で背にとても長い毛ができる。ところが、北米など別の地域では、この毛が短い。このような変形発生は兵士階級にも見られる。ボタンヅルワタムシColophina clematisでは、翅のないviviparaから二つのタイプの若虫が見られる。一方は普通なのだが、もう一方は口吻が長く前・中肢が大きく脱皮をしない。そして、攻撃的である。相手に捕まり針で刺す、角で刺す、人間にも手当たり次第に針で刺す、等、種によって攻撃の仕方が違う。<br />b：異翅類<br />　稚体の時期に翅の退化が見られる。低音が関係しているとされている。アメンボ科のGerrisでは、翅の発生が不完全であるが、これは低温下によって幼若ホルモンが過剰に出て、かつエクジステロイドも機能してmetathetelyなのか、早期のエクジステロイドの影響によるprothetelyなのかは、はっきりとしない。<br />　ただし、翅が退化することと単眼を失うことは、この異翅類では共通ではない。性と翅との関係も断定ができない。<br />　ナガカメムシ科Oncopeltus fasciatusの翅の退化は、ホルモン活性の変異によるものなのか、劣性のメンデル遺伝で小さな翅が起こりうるのか、は不明である。このナガカメムシ科は、翅がなくても様々な翅の形のタイプがあるのに、飛ばない。これは地理的な条件によるのかもしれない。翅がなければ、移動距離が限定されるので、穴を掘ったり狭い空間を滑空したりする能力が拡張されたのだと思われる。メカニズムも微妙で、エクジステロイドの注入でビテロジェニンを誘導できるのに、幼若ホルモンでは、これができないのである。これはゴナドトロピンの活性がないことを示唆する。そのため、ナガカメムシ科では、両方の性で翅が退化していると思われる。<br />　アメリカパルプ由来のタオルに生息するホシカメムシの一種Pyrrhocaris apterusは、変態ができない。どうも植物によって幼若ホルモン分泌の抑制が起こらず、若虫の時期が延長され続けているのではないか、と思われる。翅の退化も植物中の幼若ホルモンの活性によるのかもしれない。<br />　アメンボ科Gerrisに話を戻す。この科には多型が見られる。夏季には翅の退化した個体が日長と高温によってよく見られる。これは水の干上がり具合によるもので、水たまりのような干上がりが頻繁な場所では翅ありが多いが、何年も安定して水のある場所では翅ありと翅の小さいものなど多型となり、絶対的に水のある場所では翅がなく、翅ありは稀である。<br />XIX．長翅類および脈翅類<br />　長翅類では、雪の上に住むユキシリアゲ科Boreidaeでは、雄は退化した翅と偽の産卵器を持つが雌には翅がない。この形態は低温に誘導されたと考えられている。他の種では高山に住むものもいて、低温に誘導されるのか、同じような特徴が見られる。<br />　一方、脈翅類では、翅なしはごく稀である。ただし、Psectra dipteraの後肢は両性において非常に小さな翅となっている。<br />XX．双翅類<br />雌で優性の翅の退化が見られる。地上の生息場所では、ゴミや地下のような水漏れのある住み家(ノミバエ類Phoridae, クロバネキノコバエ類Sciaridae等)、低温もしくは雪のある住み家(ガガンボ科Tipulidae, ヒメガガンボ科Limoniidae等)、産卵器を食い破る種(Tipulidae, Limoniidae:一例前よりも対象となる種が多い)等が挙げられる。海洋や海岸の生息場所では、ユスリカ科Chironomidae、ハマベバエ科Coelopidae等が挙げられる。社会性昆虫の巣では、愛蟻・愛シロアリ動物としてPhoridaeが、ミツバチとの共生でBrawlidaeが挙げられる。宿主体外で寄生するものでは、昆虫を対象としてCeratopogonidaeが、温血動物を対象としてシラミバエ科Hippoboscidae等が挙げられる。<br />　タマバエ科の幾つかに見られる幼生生殖が翅の消失と関係ありと、広く知られている。両性で翅があるものの、単為生殖する個体では翅がない。これは卵胎生の成虫に相当し、progenetic netotenyである。Heria psalliotaeの幼生生殖では、三齢幼虫の後で”hemipupa”になり、個体発生のペースがとても速くなる。種によっては幼虫の回数が異なるが、環境要因の影響を受けることがわかっている。良い栄養を持った母親の子世代が飢餓に陥ること、光や温度や密度、低酸素化でキノコのグリコーゲンを摂取すること、怪我や毒など、多彩な要因があるようだ。<br />　ユスリカ科、ブユ科、クロバエキノコバエ科等においても、雌で翅の退化が見られる。低温や短日が大きな要因になっていると考えられている。特にユスリカ科では、極端なmetagenic neotenyがあり、Stylotanytarsusのグループでは、幼形の雌が卵を産むことが知られている。<br />　双翅類は集団行動を営むが、同じ集団でも表面と深部では成長の仕方が異なる。前者では翅が普通に生え、後者では翅が退化する。これは湿気によるエクジステロイドの抑制ではないかと考えられているが、表面の個体は飛翔によって乾いた地に移動できるので、合理的と考えることもできる。<br />XXI．鞘翅類<br />　ゾウムシ科を中心に知見が得られている。ササゲマメゾウムシCallosobruchus maculatusでは、豆のある場所には、どれだけの数のゾウムシを住まわせても、n世代後には翅なしになることが知られている。高温や高密度が翅ありの個体になるのに必要らしく、この遺伝的に固定された翅なしの体形は、島に定着する要因になったと考えられている。また、翅なしは高い繁殖力を持ち、卵を多く産み、個体発生も短い。<br />　ムクゲキキノコムシ科でも、翅なしの個体は遺伝的に決まるらしく、翅なしでは単眼の退化が見られる。暖かい季節に翅ありが出現するが、寒い季節だからといって翅なしが増加することはない。母親が卵を一個だけ保有すると雌性単為生殖が起こり、大きくなった卵から生まれる個体は小さく、翅が退化しているが、繁殖力が高い。これは胚化といえる。<br />　ミクロマルサス科では、幼生生殖およびprogenetic neotenyが起こるため、タイプが多い。翅のある雄、雌を産む幼虫の雌、雄を産む幼虫の雌、両性を産める幼虫の雌、翅のある雌、である。乾いて暖かい環境が翅のある雄と雌を育てるのではないか、と考えられている。湿気の高い場所では、雌を産む幼虫の雌が多く見られることがわかっている。<br />　翅の退化が遺伝的に決定される現象は、オサムシ科でも見られる。一遺伝子が二つの対立遺伝子として機能することで、メンデル遺伝による翅の退化が起こる。ただし、間接的には、低温、蟻との競争、高所にいること、が関わると考えられている。<br />　鞘翅類では、過変態が観察されるものがある。オオハナノミ科、ツチハンミョウ科、ゾウムシ科、そして、ハネカクシ科で知られている。例えば、ツチハンミョウ科では、四段階の幼虫の時期をスキップしたり逆戻りしたりする。これには高温が関与しているとされるが、メカニズムとしては幼若ホルモンが関係していると推測されている。<br />XXII．膜翅類<br />　カースト形成による多型が見られるが、卵の時期にその大部分は決定されている。高い幼若ホルモンの活性が女王への発生に繋がると考えられている。ホルモンとカースト形成についてだが、発生中にエクジステロイドの高い活性が起こることで、幼若ホルモンとエクジステロイドのバランスが崩れ、ワーカーでは女王よりもエクジステロイドの活性が高くなる。この活性維持は、女王からワーカーへの食事によって成されると考えられている。ヒメキアリ属の一種Plagiolepis pygmaeaはワーカーに卵を寝かせるの妨げることで、ホルモンを抑制しているらしい。また、兵隊への分化には、27℃の高温下における幼若ホルモンの急激な分泌が必要と考えられている。これらは変形発生の一つといえる。なお、食べ物を与えて女王への分化を抑える行動は、ミツバチやマルハナバチ等でも見られる。これらの蜂の研究では、幼虫期に幼若ホルモンを人工的に与えても女王になることがわかっている。<br />　寄生性のアシブトコバチ上科では、ヒメコバチ科Melittobiaで知られている。M.chalybiiでは、翅の退化したtype formと短命のsecond formがあり、後者は翅が小さく、雌では膨らんだ腹に卵を保有している。個体発生はたった前者が90日に対し後者は14日であり、体の構造も分化が不完全なので、progenetic neotenyといえる。<br />　寄生性の膜翅類では、幼虫期のみ、形は嚢状・尾形・encyrtiform等、変形発生を示すが、成虫の形は多様ではなく、発生が進むにつれ収斂されていく。<br />XXIII．ねじればね類<br />　MengerillidaeのMengenillaとEoxenosでは、最初の幼虫は自由生活できる三つ爪幼虫なのだが、宿主に入り寄生型の幼虫になり、脱皮後は異なる形の幼虫となり、宿主から離脱して石の下で蛹になり、変態を終えて成虫となる。<br />　他のねじればね類では、雌が宿主の中で過ごすと、頭と胸が融合して宿主を突き破る。それでも、顎や触角や単眼は形成されている。生殖も可能である。これは個体発生がスキップして生じた現象で、跳躍発生halmatometamorphosisである。<br />XXIV．ノミ目<br />　宿主に寄生する。翅の原基は成長が抑制されており、肢が大きく、くしえらが形成されている。これらの形態は宿主内の環境によって影響される。例えば、Glaciopsyllus antarcticusでは、くしえらがない。これには低温が影響していると考えられている。<br />XXV．毛翅類<br />　タニガワトビケラの一種Dolophilodes distinctusの雌は、冬に翅が退化する。また、ウンモントビケラの一種Agrypnia pagetanaおよびA.hyperboreaでは寒い場所や高所では翅が小さくなる。明らかに低温の影響である。<br />XXVI．鱗翅目<br />　高所（シャクガ科、カイコガ科）、寒い季節に低所に移動（マルハキバガ科）、北極、乾燥した地域（ヒトリガ科）、海洋島（ハマキガ科、メイガ亜科）等で翅の退化が見られる。<br />　ミノガ科のAcentropus nireusでは淡水で生息する個体に翅があるものの、雌では翅の退化が起こりやすく、口器や共鳴音器官でも退化が生じる。ヒメシロモンドクガOrgyia thyellinaでは、夏は北日本で両性とも翅があるが、秋は雌の翅が小さくなる。気温と日長が関係していると思われる。実際、翅の小さい個体の卵は重く、蛹も同様に重い。メカニズムとしては、低温が幼若ホルモンの分泌量低下を促し、翅を小さくする。そして、雌は飛べなくなる。しかし、飛べない分生殖の機会が増える。翅の退化には、エネルギー節約という見方もある。使わないエネルギーを卵巣発達に使うのである。しかし、例外もいる。カイコガBombyx noriでは、エクジステロイドで卵成熟するので、翅の退化する雌がいないことが知られている。<br />　ミノガ科Psychidaeでは、退化の具合が種によって異なる。翅も肢もきちんと形成されるもの(ネギコガDiplodoma)、翅がなく肢のあるもの(Teleporia、Solenbia)、翅がなく肢のあるもの(Bacotia、Fumea等)、翅も肢もないもの(チヤミノガClania、Nipponopsyda等)に分けられる。<br />　蝶では、前述のような翅の退化は起こらないものの、季節による体色の多型（密度によって色が変わる種もある）や温度・日長による翅の形の変化がある。アゲハチョウ科のIphiclides podalirusでは、エクジステロイドが夏より春の世代で活性が高い。これと幼若ホルモンとのバランスで多型は左右するものの思われる。おそらく、単一の形態でも多型の生じる祖先に由来し、低温な環境で単系統のまま多様化していったのではないか、と考えられる。<br /><a name="more"></a>

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<title>故松田隆一博士の異常変態(abnormal metamorphosis)に関するレポート３</title>
<description>⑮節足動物Ａ．甲殻類 一般的に、一つの時期が終わると、その幼生の形はなくなってしまい、新しい発生段階のものに変わる。そのため、段階的に発生段階が付加されていったという考えがある。したがって、卵が大きくなることで、段階的に幼生の時期が消え、発生過程が短縮していくということも考えられる。 十脚類のMetopaulias depressusはジャマイカのパイナップルの葉に生息するが、直径約1.5mmの卵を60-100個産む。しかし、場所によっては卵が大きいこともあり、そうなると発生...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-17T12:00:00+09:00</dc:date>
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⑮	節足動物<br />Ａ．甲殻類<br />　一般的に、一つの時期が終わると、その幼生の形はなくなってしまい、新しい発生段階のものに変わる。そのため、段階的に発生段階が付加されていったという考えがある。したがって、卵が大きくなることで、段階的に幼生の時期が消え、発生過程が短縮していくということも考えられる。<br />　十脚類のMetopaulias depressusはジャマイカのパイナップルの葉に生息するが、直径約1.5mmの卵を60-100個産む。しかし、場所によっては卵が大きいこともあり、そうなると発生過程が短くなることが知られている。例えば、餌を食べないゾエア幼生や泳げないメガロパ幼生が生じるのだという。低塩濃度が関係していると考えられている。他にも、卵が小さいと発生過程が長くなる、高所に住み卵が大きく直接発生を営む、卵の中でノープリウス幼生を過ごす、等の事例が多い。<br />　松田が注目した甲殻類としては、ハマトビムシ科Taltridが有名である。少数の大きな卵を産み、直接発生を営む。Taltrid sylvaticusはわずか3-4個しか産卵しない。陸上生活が卵を大きくする方向に働き、ビテロジェニン合成を引き起こしたのではないかとされている。この卵の大型化により、顎脚・腹脚などが縮小し、ネオテニーとなっていったために、幼生・稚体の時期が短くなり、成体の時期が長くなるので、交尾できる機会が増えたのではないかと考えられている。松田は、taltirdがネオテニーを起こした証拠として、雄のgnathospodの縮小、腹脚の消失、触覚や口器のスリム化、外骨格が薄くなった、保育板の小型化を挙げ、鰓の発達はこれらの補完としての発達と考えている。脱皮回数が減り、体が小さくなり、早く性成熟できるために大切だったと考えている。<br />このtaltridは、葉影に住む種がいて、光を浴びないため、X器官のホルモンの影響を受けられず、精子形成が進まない。一方、Y器官のホルモンはしっかり働き、結果的に脱皮の回数が減る。暗所で雄がネオテニーを起こすこととなり、矮小な体になる。<br />甲殻類では、全体を通して鑑みても、卵を大きくした環境要因として、低塩濃度の淡水・光の通らない葉影、低温の極地が環境要因として挙げられる。<br />枝角類の性成熟は卵殻胞に閉ざされた休眠卵の形成によるとされている。各々の形成には別々のホルモンが働くようだ。その枝角類は卵の中でノープリウス幼生を終えるが、貝甲目では五段階ものノープリウス幼生の時期がある。実際、後者の脚は前者のように六対あるので、枝角類は貝甲目の発生が早期化して確立されたものなのかもしれない。<br />狭隘な環境に住む甲殻類では、体の小型化、眼の退化、体節の消失、生殖器の退化が見られる。ハルパクチクス目Cycloporella eximiaは芋虫のようで小型化や肢の特殊化が極端とされる。ネオテニーによる幼生の時期の末梢はあったのではないかとされている。ヒゲエビ目Derocheilocaris typicusは卵が大きく、成体になるまで肢の構造が不変であることから、軟甲類からのネオテニーが推測される。軟甲類のメタノープリウスの時期に留まることで、狭隘な環境に入ったのかもしれない。<br />寄生性の甲殻類では、ノープリウス・メタノープリウスの時期を卵の中で通過する。宿主の外よりも内に寄生するタイプの方が、体の構造変化が激しいようだ。<br />ナガクビムシ科Salminicola californiensisは孵化後のコペポディドの時期に紅鮭に寄生し、4期のカリムスを経て、胴体の肢が溶解し、上顎や顎脚ができて成体になる。モンストリラ目Cymbasoma rigidumはノープリウスの時期にSalmacina dysteriに寄生し、未分化な卵状の塊になる。これは栄養を吸収する器官になる。XenocoelomidaeのAphanodomus terebellaeは環形動物多毛類の一種に寄生するが、ノープリウスの雄は宿主の腸内でキュウリのようになって寄生する雌の体内に寄生し、生殖器官に変わってしまう。<br />根頭目ツルアシ類Peltogater paguriはヤドカリに寄生する。この雄は、性成熟したキプリス幼生となり、ヤドカリの形にはならない。また、フクロムシSacculinaでは、雌が大掛かりな変態を営むことで知られる。雌のキプリス幼生はカニに寄生後、体が消化し、形を失い生殖器官だけになるが、この器官が宿主の体を貫通し、子供がその体内で生まれていくのだという。Boschmaella balaniでは、盲目のキプリス幼生が集合し、嚢が形成され、枝別れし、無性生殖に至る。<br />Ｂ．鋏角類<br />　サソリは一般的に、opikogenic（卵が大きく、卵胎生である）とkatoikogenic（卵が小さく、胎生である）の発生様式に分けられる。<br />　馬蹄形ガニTachypleus tridentatusは卵内で4回脱皮するが、三回目の終りは三葉虫のように見える。これは卵黄増加による胚化と考えられる。<br />　メクラグモ類では、6段階まで幼生の時期があるが、発生段階の短縮が頻繁に起こるようだ。これには寄生による栄養獲得が原因と思われ、この栄養の量次第で成体の形態も変わってくるらしい。例えば、ポリプダニ科Podapolipidaeでは、発生段階のうち幼生や若虫の時期がなくなり、いきなり成体として孵化する。若虫の遺伝子が抑制され、背板や肢が退化していると考えられる。<br />Ｃ．多足類<br />　一般的に、孵化した世代は稚体とみなすべきである。海生の祖先のステージは陸生によって既に消失したと考えられるためである。目立った幼生の時期はなく、成長帯で腹の体節が増えていくだけの個体発生である。これに節の減少が起きれば、それは甲殻類のそれと同様、孵化された発生段階が抑制されたネオテニーと見なす。エダヒゲムシの一種Pauropus sylvaticusでは、卵の直径は0.09-1.1mmであり、4-5体節の稚体として孵化し、三段階で成体になるとされている。これは個体発生が卵の中で進んでいることを意味し、呼吸器を持たない成体の構造は、progenetic notenyと判断される。ただし、環境要因はなさそうである。<br />　前述の発生現象は倍脚類で有名であり、胴体の節の数が減り、単眼はなくなり、脚のない節ができる。エクジステロイドが関与していると考えられ、このホルモンが飢餓や低温の影響を受けるとされている。<br />Ｄ．昆虫類<br />Ⅰ．とびむし類<br />　稚体における脱皮の回数が種によって甚だしく異なるようだ。多いものではトビムシ類Orchesellaの45回と想像を絶する。気温によって形が変わることが知られており、季節に準じて柔軟に形を調整して生きられるようだ。そうやって種も多様化したらしい。例えば、低温の冬が続く環境によって、フシトビムシの一種Isotoma nivieaからVertagopusが生じたと考えられている。<br />　巣窟に住むものでも、環境因子による多様化が見られる。Folsomiaでは、幼若ホルモンによるビテロジェニン合成が起こっているが、このホルモンを制御するアラタ体が気温の変化によって活力を下げることで、エクジステロイドが放出されやすくなり、形態変化につながっていくのだとされている。<br />Ⅱ．とんぼ類<br />　全般的に、最終齢の若虫から成体への脱皮で、形態の変化が著しい。にも係わらず、ネオテニーに必要とされる翅の退化が見られない。これには、翅の成長を抑えるホルモンが完全に抑えられ、翅がちぢれることなく広がるためと考えられている。<br />　発生に要する時間も様々である。Nannothemis bellaでは、若虫の発生が終わるまで674-1037日を要するが、Pantala flaverscensでは55-101日である。しかし、脱皮回数は10-12と互いに差があるわけではない。成長速度だけが変わっている。<br />Ⅲ．かげろう類<br />　かげろうが亜成虫から成虫にあるまでの期間はとても短いとされている。これは捕食者から身を守るための戦略という見方がなされている。また、残念ながら例は示されていないが、poecilogomyという、雄と雌で発生段階での形態は似ていないが、成体では互いに似ているという現象が見られる。<br />　Oligoneuriinaeでは、翅以外は亜成虫の時に脱皮して成虫になる。つまり、翅だけが既に成熟しており、metagenic neotenyと考えられている。別の種では、Ephoron albumやDolania americanaの雌は成虫に脱皮しない。これは幼若ホルモンの作用によるのかもしれない。前者では、前胸腺に相当する器官が亜成虫期に分解されている。種によっては、雌で翅の完全にないものや、肢から逸れて曲がっているものもいる。これには水の流れの量が環境要因として関与しているのかもしれない。<br />Ⅳ．かわげら類<br />　種によって程度は異なるが、翅の退化が見られる。他には体の小型化、生殖器官の構造変化である。おそらく、高所という低温・日長・食糧不足といった環境を併せ持つ場所に生息することで、このような特徴が見られるのだ、と考えられている。中でも、日長は重要なようだが、種によっては低温下でネオテニーが遅滞することがあるようだ。<br />性差では、雌よりも雄で翅の退化が見られやすいようだ。翅の退化した雄は雌よりも脱皮回数が少なくなる。このメカニズムには、幼若ホルモンが早期に働かなくなるためと考えられている。<br />Ⅴ．しろありもどき類<br />　かわげら類から派生したと考えられている。全ての種の雌に翅がない。また、その雌は初期の若虫の体をしている。これはmetagenic neotenyである。この昆虫の住み家である絹の坑道は狭いので、少なくとも翅がないほうが動きやすい。<br />　メカニズムとしては、雌では幼若ホルモンは卵形成の過程で卵黄を合成できるし、別の若虫の時期を抑えることもできるが、雄ではゴナドトロピンの活性がないため、雌のようなネオテニーが起こりにくいのだ、と考えられている。<br />Ⅵ．ななふし類<br />　両生のカワゲラ目から派生したとされている。幼若ホルモンのmetathetelyな永続的分泌で陸生専用の体が確立された。熱帯の高温が幼若ホルモンの分泌を促進しているのだろう。<br />　Timema californicumは超小型のななふしで、雄は16-17mm、雌は21-25mmの体調で、春から夏に出現する。低温下でネオテニーが誘導されるようだ。この幼若ホルモンにはゴナドトロピンの活性がないため、ネオテニーが生じていても、このホルモンによるビテロジェニン合成が様々な組織で見られる。<br />Ⅶ．絶翅目<br />　ジュズヒゲムシ目Zorotypidaeの一科のみ。おが屑に住んでいる。Zorotypus hubbardiは、翅のない成虫は単眼がないが、触角は翅のある成虫と同じようにある。これはネオテニーの特徴と言える。この差異は三齢から四齢にかけての変態で生じる。おそらくmetagenic neotenyと考えられている。この多型には、シロアリの巣も何らかの関わりがあるのでは、と考えられている。それは、単独にするとすぐに死んでしまうからである。<br />Ⅷ．コオロギモドキ科<br />　北米のGrylloblattaと日本・韓国のガロムアムシ科Galloisianaは、低温の山岳帯に生息している。これは、更新世の氷河が原因かもしれないと考えられている。若虫の時期が非常に延長されており、Galloisiara nipponensisでは3.5‐8年の時期にわたり若虫であり、八齢も過ごす。これは幼若ホルモンの永続的な分泌によると考えられている。しかし、若虫の特徴を維持し続けることは、翅や単眼など余計に飛び出た器官を形成しないことを意味するので、山岳地帯や陰の多い場所では有利に生きられる。<br />Ⅸ．はさみむし類<br />　幼若ホルモンとエクジステロイドの系が成長・変態の基軸となっているが、このホルモンの作用の程度によって、触角の体節数など形態が変わりやすい。<br />　ヨーロッパハサミムシForficula aurialariaでは、体重・頭の幅・尾角の長さに多型が見られる。最後の若虫の時期で環境の影響を受けやすいとされている。<br />このはさみむし類は、鞘翅の形態によって、幾つかの分類ができる。最初は普通の鞘翅を持つグループで、通常の後肢を持つForfianla auricularia、短小化した後肢を持つF.decolyi、痕跡となった後肢を持つF.decipiensがある。次は退化した鞘翅を持つグループで、痕跡となった後肢を持つPsialis gagatina、後肢のないEuborellia noestaがある。最後は鞘翅と後肢のないグループで、Anisolabisが知られている。ただ、絶対的に同じグループでは同じ形態しか見いだせないわけではなく、翅のあるグループから、翅の退化した個体が生じることがある。理由は不明だが、翅の退化と同時に、雌の生殖器の成熟が起こっている。<br />Ⅹ．チャバネゴキブリ属<br />　雄よりも雌で翅の退化が見られる。例えば、Blatta orientalisでは、雄には翅があるが、雌では翅が小さい。翅の小さい個体では、単眼や触角など感覚器が失われている。<br />　ゴキブリでは、集合した個体ほど発生が進む。単体でいると発生が遅れてしまう。これには、密度の高い集団では、幼若ホルモンの分泌が続くため、若虫の時期が長くなるためと考えられている。実際、アラタ体の移植で若虫の延長・巨大化が可能であることがわかっている。こうして分泌される幼若ホルモンの量が増えると、卵成熟が促進され、生まれた個体の翅は成長の過程で小さく退化する結果になる。<br />卵成熟、であるから、雌に特徴的なプロセスになる。一方、雄においては、精巣形成が促進されない。この雌の翅の退化は、発生が早期化したために、十分に成長できないと考えられる。アラタ体を切除すると、dwarf adultを作出できる。これには、エクジステロイドが幼若ホルモンの分泌を支えるためと思われる。このようなメカニズムで多様なゴキブリは生まれたのではないか、と考えられている。Ataphilaは蟻と共生しており、体長3mmで翅がなく、個眼はわずか70個（Blatta orientalisは1800個）である。これはprogenetic neotenyである。<br />XI．かまきり類<br />　肢にprogenetic neotenyが見られる。Eremiaphilaでは、全ての肢のふ骨が5体節であるのだが、Heteronutarsusはこれが前肢のみ3体節である。<br />　翅の退化についても、報告がある。米国テキサスに生息するBrunneria borealisはほぼ無翅であり、2nで単為生殖を営む。他の同属の種（こちらは南米に生息）では、雄に翅があり、雌は小さい翅となる。<br />XII．しろあり類<br />　ごきぶり類と近縁にある社会性昆虫で、カーストを形成する。変形発生が若虫の頃に適応される。兵隊では、頭の巨大化が起こり、脱皮しないで不妊になる。二次・三次生殖世代は翅のない、ネオテニー化した成虫となる。ワーカーでは、前胸部と単眼が退化している。<br />　種によるが、若虫の時期には、カースト形成にも可塑性が見られることがわかっている・シロアリの一種Kalotermes flavicollisでは、擬職蟻pseudergateはワーカー・兵隊・若虫のいずれにもなれ、一齢若虫はpseudergateに戻れる。これには、幼若ホルモンが重要なのだが、若虫がfirst reproductiveになる際には、この活性が抑制される必要がある。このfirst reproductiveは、pseudergateが自分と同じカーストに分化するのを抑えている。<br />　このようなホルモンが担う柔軟なカースト形成は数多くの例があるが、これには、ごきぶりの祖先の“集合ホルモン”の遺伝が集落における若虫の発生ひいてはカースト形成へと進化したのではないか、と考えられている。<br />XIII．直翅目<br />　イナゴの密度依存の多型が有名である。トノサマバッタLocusta migratoriaやトビバッタ類の一種Schistocera gregariaでは、孤独にすると卵の数が増え、脱皮の回数も増える。メカニズムとしては、密度が脳神経に影響を与え、濾胞上皮に働き、エクジステロイドが分泌され、卵の周囲に到達し、発生が進行する。ただし、卵のサイズはビテロジェニンによらず、遺伝らしい。また、イナゴの“集合フェロモン”は穀物より作られるが、これが糞を通して広まり、群生に至る。後者では、群生が日長が長くなり気温が高くなることで、孤独相になることがわかっている。<br />　オンブバッタの一種.Zonocerus variegatusでは、幼若ホルモンの量が多くなると、翅が短くなる。これは雄よりも雌で起こりやすい。逆に、翅のある雌には、卵巣の退化が見られる。幼若ホルモン－ビテロジェニンの系が働いている証である。また、このZonocerusでは、幼若ホルモンが早く分泌されると、翅ができる成虫になることがわかっている。<br />　他には、体色の変化が良く知られている。幼若ホルモンの分泌量で緑色になる例、気温が高いと緑色に低いと茶色になる例、等である。<br />XIV．こおろぎ類<br />　翅の発生で多型が見られる。日長、気温、集団の密度、食糧の量で影響される。カマドコオロギGryllodes sigillatusでは、両性とも翅があるが、日長が10時間までは翅ができないものの、14時間では普通に翅ができ、18時間では14時間の場合よりも翅が小さい。他には気温や密度も影響する。<br />　種によって実にいろいろである。G.assimilisでは孤独相も集団も100％翅がある。G.desertusではどちらも常に翅が小さい。G.capitatusでは2種のみ集団でも翅がある。G.argentinusでは集団中で多くは翅ありとなる。G.bimaculatusでは、翅の発生には触角への何かが触れる刺激が必要とされている。<br />XV．チャタテムシ目<br />　小さな翅や翅なしが知られている。たいていは翅の小さいタイプだが、Liposcelisは翅がない。野菜のゴミ捨て場など高温な場所で翅が小さくなる傾向が見られる。翅の退化した個体では、ペニスが欠け、単眼が消える、等の変化が生じている。若虫の回数もいろいろだが、一般的には若虫の回数が減ると、翅が小さくなる。これはprogenetic neotenyである。<br />XVI．はじらみ類およびしらみ類<br />　チャタテムシ目の子孫と考えられている。若虫は6段階から3段階に減っている。翅はなく、単眼や触角の体節数が退化している。このprogenetic neotenyに関しては、環境に寄らず、遺伝的に固定されているものらしい。この系統が多系統となって生じたのか、寄生を経て独自に起こったのかは不明である。<br />XVII．あざみうま類<br />一齢若虫・二齢若虫・プレ蛹・蛹・成虫という段階で発生する不完全変態を営む。翅に多型が見られ、翅の小さいものや翅のないものなど様々である。翅がない個体は、単眼がなく、前胸部が退化している。<br />　Anapohothrips obscurusでは、秋に翅の小さい個体が多い。これには低温の他、日長や食事量や密度が関係していると考えられている。<br /><a name="more"></a>

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<dc:date>2009-07-17T12:00:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>ads by Seesaa</dc:creator>
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<item rdf:about="http://lost-generation.seesaa.net/article/123023702.html">
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<title>故松田隆一博士の異常変態(abnormal metamorphosis)に関するレポート２</title>
<description>①腔腸動物卵の大きさは種によって雑多で、アサガオクラゲ属Haliclystusは卵の直径が0.03mmだが、オキクラゲ科Pelagiaでは0.3mmに達する。この卵の大きさによって発生段階も変わり、小：ポリプ、中：プラヌラ→ポリプもしくはスフィゾストーマ、大：アクチヌラ、極大：エフィラ→メデューサになるようである。ヒドラでは、大きな卵を持ったものは、メデューサの時期が完全に抑制されている。この大きな卵だが、他の卵を吸収して成立するとされている。胚発生が終わってからはポリプを形...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-16T12:00:00+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
①	腔腸動物<br />卵の大きさは種によって雑多で、アサガオクラゲ属Haliclystusは卵の直径が0.03mmだが、オキクラゲ科Pelagiaでは0.3mmに達する。この卵の大きさによって発生段階も変わり、小：ポリプ、中：プラヌラ→ポリプもしくはスフィゾストーマ、大：アクチヌラ、極大：エフィラ→メデューサになるようである。<br />ヒドラでは、大きな卵を持ったものは、メデューサの時期が完全に抑制されている。この大きな卵だが、他の卵を吸収して成立するとされている。胚発生が終わってからはポリプを形成する時期だけを過ごすので、progenetic neotenyと言える。メデューサの時期の抑制に関しては、卵の大きさのみならず、海水の塩濃度の低下にも原因があるとされている。<br />　一方で、環境に応答できる内分泌系メカニズムが欠けていることで、卵の大型化ができないものも知られている。クダウミヒドラTubularoideaや鉢虫類Scyphozoanの数種が該当するとされている。<br />　低温の影響を受ける例では、Coryne tubulosaがいる。14℃ではヒドロ虫の成長が見られるが、2℃ではヒドロ虫はメデューサを形成する。ただし、この種は卵が大きくてもポリプを作らずにメデューサを形成することはないとされている。<br />②	有櫛動物<br />　ふうせんくらげ類では、直接発生あるいはネオテニーを起こすことが知られている。有触手類やうりくらげ類はふうせんくらげ幼生を持つ。<br />③	吸虫類<br />　単生類では、Polystoma integerrinumが挙げられる。カエルの一種に寄生するのだが、成体の膀胱に寄生したものは成熟に3－4年を要するのだが、オタマジャクシの顎に寄生したものはわずか5週間で成熟する。宿主は生殖器官の発達が見られなくなるという。これは宿主から十分な栄養を獲得できたことによって起こる発生の早期化であり、progenetic neotenyと位置づけられる。<br />　二性亜網では、宿主によって発生過程が変わり、ヘテロクロニーによる柔軟な形態形成が見られるとされている。また、淡水や20℃以上の環境に住むことで、宿主の脳下垂体や甲状腺のホルモンが寄生体である本動物の発生早期化を引き起こすと推察されるが、鎌形異形吸虫trichobilharzia ocellataのように宿主のホルモンの影響を受けない種も知られており、必須要因ではないとされている。<br />　条虫網では、成体になるまでに複数の宿主に寄生していくことが知られており、体節を失う“片節”(proglottization)はネオネニーではないかとも言われている。この片節については、すべての条虫網で共通ではないようで、種によっては酸欠状態で抑えられるともされている。むしろ、水中での一個所への集合が宿主のホルモンに依存するものであり(クルミヨウジョウチュウ目caryophillidae等)、宿主によっては矮小化した成体を生み出すprogenetic neotenyにもつながるところがあるとされている。<br />④	環形動物<br />多毛類では、大きな卵になると、トロコフォアやネクトケータといった幼生がなくなる傾向が見られる。例えば、ゴカイの一種Neanthes condataは幼生も変態もなく、55体節からなる稚体が生まれる。この多毛類の胚化現象には、低温が卵黄の増加を引き起こしているのではないか、と考えられている。砂に住む狭隘な環境の種にもこのことがいえる。ムカシゴカイProtodrilusの場合、卵の直径40-50umのレベルでは不完全な幼生が生まれるようで、これは幼生の時期の短縮と思われる。中でもP.symbiotianでは卵の直径140-150umになり、幼生の時期そのものがなくなる。一方で、低塩濃度下でホルモンの量が変動し、非生殖個体になるものもある。ゴカイの一種Nereis limniolaは自身の持つたった一種類のホルモン量が少ないと精子を形成し、多いと卵を形成できるが、このホルモンが作れなくなると、エピトーキーepitokeという生殖変形の状態になり、遊泳用に変形した該当の体節が個体から切り離され、配偶者を求めて海面に向かう。寄生性の多毛類では、ネオテニーによって幼生と成体の構造が混在するらしい。Ichthyotomus sanguinariusはウナギの鰓に寄生し、全長わずか2mm、13体節で性成熟する。それから10mm、100体節まで成長する。<br />有帯類では、大きな卵を産むものが多い。精子形成は脳のホルモンによるらしいが、卵はホルモンに依存せず、自然に生まれるらしいのである。基本的に陸上生活なので、この環境が胚化を促したのだろう。両性具有ということになる。アンドロジェン様の雄性ホルモンが抑制されて、単為生殖のみを行う種が生じたと考えられている。<br />吸口虫類においても、ヒトデに寄生する種で体の簡略化しているものが知られている(サガミスイクチムシprotomyzostomum polynephris)。多くは平板で頭や尾がなく、体節もないとされている。<br />⑤	星虫動物<br />　針ひもむし類のProstomaの卵は卵黄が豊富で、直接発生であることが知られている。P.graecenseでは、卵の中でピリジディウム幼生の時期が圧縮されている。これは胚化であり、低温濃度がビテロジェニン合成を促したものと考えられている。ゴナドトロピン抑制ホルモンが前述の環境条件で抑制され、ビテロジェニン合成につながり、同時に、その抑制ホルモンが出なくなることで体が小さくなったのではないか、と考えられている。<br />⑥	顎口動物<br />硫黄のある場所で生息可能で、嫌気性の代謝を営む。卵の直径は約300umで卵黄が豊富である。親世代は単一の卵を産み、直接発生を行って成体になる。<br />⑦	輪形動物<br />　ほとんどは卵が大きく、変態を行わない（ワムシCupelopagisは幼生を持つらしいが・・・）。日長や個体群密度がビテロジェニンの合成を引き起こしているのかもしれない。外に、ビテロジェニンではないが、季節や栄養条件が整うと、単為生殖の雌は有性生殖のできる雌に誘導されることが知られている。また、ネズミワムシの一種Notommata copeusでは、日長が両性の雌を作るのに必要とされているが、密度も必要らしい。<br />⑧	線形動物<br />一般的に卵のサイズは小さく、成体の全長も小さいが、例外的にPlacentonema gihantissimaは全長8mに達するらしい。卵が小さいのには、元々祖先が陸生で、卵が小さくなるにつれ卵黄を作らなくなり、かつ、幼生の体を作る遺伝子も働かなくなり、早くに稚体、やがては成体になれるようになった(adultationと呼ばれる)。<br />　線虫は環境条件によって体の大きさや形が左右されることが知られている。とはいえ、成体の長さの話であって、ネオテニーのような話ではない。でも、栄養状態によってはネオテニーは起こるようだ。例えば、シーエレガンスCaenorhabditisやカンセンチュウRhabditisでは、精巣の成長が止まっているのだという。<br />　なお、独立生活でも寄生でも、形に大幅な変化は見られていない。<br />⑨	鉤頭動物<br />　全ての種が寄生性である。卵は直径約25－120umと差はあり、細胞分裂はごく初期に終わり、あとは細胞が大きくなって成長する。幼生世代であるアカンソ幼生は既に稚体とされている。これには、本来祖先からずっと発現されていた第一の幼生が、卵黄がなくなったことで抑えられたのではないか、と考えられている。<br />⑩	外肛動物<br />　苔虫類が最も有名である。小さい卵はキノフォーテス幼生が孵化するが、大きな卵は幼生期がごくわずかである。ただし、小さい卵でも胎生のものもいて、これも幼生期がごくわずかである。苔虫は群体を形成するが、これには胚への栄養供給がされているのではないか、という考えもある。<br />⑪	箒虫動物<br />　卵の直径は約125umで、アクチノトロカ幼生を経て底生の成体になる。ただしこの幼生自体が不完全な形とされ、卵黄があることで幼生の体を作る遺伝子が部分的に抑制されていると考えられている。変わった例を一つ挙げると、ホウキムシの一種Phoronis ovalisでは大きな卵にも係わらず小さな成体になる。体の構造等、成長が止まっているところが見受けられるとされている。<br />⑫	棘皮動物<br />　クモヒトデでは、卵の大きさと直接発生には相関性が見られるとされる。”Krikのクモヒトデ”では0.5mmの大きな卵を産み、小さな成体が生まれる。ニュージーランドの岩礁に生息し、低塩濃度の環境にある。Ophiolepsis kieriでは、成体自体は小型なのだが、骨格だけは大型のO.pacificaに似るのだという。これはネオテニーによる不釣り合いとされているが、パナマの低塩濃度下では生存に不利である。おそらく、岩礁で生きるための反応としてビテロジェニン合成が起こったが、その副産物として骨格の大型化が起こったのかもしれない、と考えられている。<br />　ヒトデでも、同じことがいえるようだ。卵の大きさ次第で、幼生が不完全になっていく。しかし、Ophionereis annulataでは、大きな卵であるにも係わらず、オフィオプルテウスが変形してビテラリア幼生になっている様がわかるという。他にも、大きな卵でも遊泳する幼生はあるらしいが、理由は不明である。<br />　棘皮動物では、幼生の形態のまま性成熟する例が見つかっていない。早くても、”Kirkのクモヒトデ”のような稚体に限られているようだ。<br />⑬	軟体動物<br />　低塩濃度に依存して、少数の大きな卵を産む傾向がある。例えば、後鰓類のBrachystomia rissoidesでは、三種類の発生様式がある。Type1：卵の直径40-170umで小さい卵から遊泳する幼生が生まれる。Type2：先よりも直径の大きい卵から餌のいらない幼生が生まれる。Type3：卵の直径205-400umの大きな卵から、直接発生となる。卵内でベリジャー幼生の時期を通過しているのがわかるらしい。<br />　一般的に、深海や高緯度で幼生時期の短縮が見られ、浅海や砂地や河口等の環境条件では、緯度に関係なく両方の発生様式が見られるようだ。そのため発生様式が変わる以前に卵の大型化が確立されたと考えられている。淡水・陸生の有肺類は、後鰓類の中でも卵がとりわけ大きいとされている。淡水であることがビテロジェニン合成に影響したのかもしれない。<br />　柄眼目では、陸生のものは数少ない大きな卵を産む。他の腹足類よりも顕著なのだという。幼生を持たず直接発生を営む。これには、カルシウムの欠乏した環境で外殻を持てなくなったことが要因と考えられている。ただし、卵のサイズと発生様式の相関性は不明である。<br />　頭足類においては、一般的に卵が大きい。最大のものでは、マダコの一種Octopus bimaculoidesで9.5×17.5mmの卵が生まれる。直接発生だが、卵内では一時的に幼生の器官が見出されるといわれている。ビテロジェニンはゴナドトロピンに促されて合成され、視柄腺から出ている。コウイカSepia afficinalisでは、20℃でこの腺の発生が早まる。短日条件でも起こるようだ。これは、温度や日長が卵黄合成に影響しているということを示唆する。ただし、不思議なのは、海という生活の場を変えていないのに、どうしてビテロジェニン合成が起こったのか、である。この原因は不明である。魚との餌を巡る競争で外殻を捨ててビテロジェニン合成に到ったともされているが、あくまで一説である。内分泌系は、他の軟体類より原始的とされている。<br />　狭隘な環境に住む軟体動物について。前鰓類では、溝腹綱Solenogastresと多くのウミウシ亜網Opisthobranchで、小型、退化した構造、腺などの特殊化した体つき、繊毛が広域に存在する、接着、収縮能力といった特徴が挙げられる。いずれも、酸素不足、異常な塩濃度、食糧不足がもたらしてネオテニー、それを補うための発生、殻の喪失による矮小化と考えられる。<br />　寄生性の軟体動物。幼生期での寄生では、カワシンジュガイ超科Unionaceaのグロキディウム幼生が有名である。寄生した魚の顎に行き渡り、変態時に体が溶けて胚の器官に成り替わる。そして、宿主の体から落ちて成体になるのである。一方、成体期のみでの寄生では、Enteroxenos oestergreniがクモヒトデに寄生し、雌は宿主の食道で変態し、雄は雌の中空で変態する。その後、雌はカイアシに乗り換える。雄の生殖器形成が目的とされている。<br />⑭	前索動物<br />　尾索類では、多くは餌を食べない幼生の時期を過ごす。直径は0.1-0.2mmくらいである。また、群生のホヤでは、大きな卵で栄養のある幼生は卵の中にいる時期が長い。例えば、同じモルグラ属であっても、卵胎生では直径3-12mmの卵なのに対し、卵性では直径13-40mmとなっている。卵がとても大きい種では、Polycarpa tinctorの卵の直径は0.73mmで、幼生を経ず、体長2.2mmのミニチュアの成体になる。これは胚化である。砂地に住み、浅い海であり、塩濃度が低い環境に住むことが知られている。<br />　狭隘な環境に住むホヤは、浅海にも深海にも存在する。ウミタルDoliolimでは、幼生の感覚器が失われているが、尾は残っている。筋肉が鰓と共同して移動に関する器官になっている。これは幼生のネオテニーといえる。また、オタマボヤOikopleuraでは、卵は直径0.085mmと小さく、感覚器を持たず、底への接着もなく、変態もない。感覚器欠如や接着不能という要因がネオテニーの特徴へと向かわせたのかもしれない。<br />　頭索動物では、二つのタイプの幼生、アンフィオクサスとアンフィオキソイデスがある。後者の方が鰓孔が多いことで区別できるらしい。分かれ目としては、食餌の量である。これにより鰓孔が増え、咽頭が二つに分かれ、幼生の体を保ったままの性成熟が成される。<br /><a name="more"></a>

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<title>故松田隆一博士の異常変態(abnormal metamorphosis)に関するレポート１</title>
<description>１．松田隆一博士の人と成りについて 松田隆一は、鹿児島県で生まれ、太平洋戦争に従軍し、その後は九州大学に進学し、昆虫学を修め、渡米し、昆虫の腹部や胸部の形態を精細に観察し、最後はカナダの農業大学の教授として教鞭を振い、日本国内のポストに就くことはなく、68歳の時に肺癌で世を去った。彼に師事したMary Jane West-Eberhardtは、彼のことを、煙草を咥え、よれよれした服を着て、話下手な印象があるが、その外見では予測しえないような、卓越した洞察力を持っていたとのこと...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-15T12:00:00+09:00</dc:date>
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１．	松田隆一博士の人と成りについて<br />　松田隆一は、鹿児島県で生まれ、太平洋戦争に従軍し、その後は九州大学に進学し、昆虫学を修め、渡米し、昆虫の腹部や胸部の形態を精細に観察し、最後はカナダの農業大学の教授として教鞭を振い、日本国内のポストに就くことはなく、68歳の時に肺癌で世を去った。彼に師事したMary Jane West-Eberhardtは、彼のことを、煙草を咥え、よれよれした服を着て、話下手な印象があるが、その外見では予測しえないような、卓越した洞察力を持っていたとのことである。英語が堪能ではなく、米国の大学院修了の際にも、単位取得のために別の外国語での単位取得の根回しをしたらしい。そんな日本人でも、才能は潰されることはなく、1980年代になると、動物の形態が多様化するメカニズムについて考察し、カナダ国内の雑誌に発表し、教え子達もそれに続いて学ぶようになったが、彼の前述の進化論に関する書物は、彼の死後の翌年1987年に出版となった。彼の構築した理論に動物界で知られている実例を網羅した、”Animal Evolution in Changing Environment with Special Reference to Abnormal Metamorphosis”である。<br />　本覚書では、この書物と周辺の文献等から得られた知見について、抜粋し、松田隆一という、おそらく日本国内の大学院の進化関連の講義では産学連携に価値を及ぼさないから、と名前の挙げられることすらない、頭脳流出の典型ともいえるこの異才の世界を覚書として書き残したい。<br /><br />２．	松田隆一の世界：動物の変態から明かされる進化のメカニズム<br />　松田は昆虫を研究対象としていたため、変態現象には頻繁にお目にかかっていただろう。蝶であればグロテスクな芋虫から蛹を経て色鮮やかな蝶に変身するし、カマキリであればダイナミックではないにしても若虫が脱皮ごとに大きくなり、成体の大きさにまで達する。この巨視的な変身の現象は、ホルモンの振舞いで誘導される。昆虫の種類や系統は違っても、基本的には、前胸腺から分泌されるエクジステロイドが幼虫から蛹あるいは成虫への変態を促し、アラタ体から分泌される幼若ホルモンが幼虫の世代の延長を促す。脊椎動物の両生類で言い換えれば、甲状腺から分泌されるチロキシンがカエルのような成体への変態を促し、脳下垂体から分泌されるプロラクチンがオタマジャクシ等幼生の状態維持に働く。<br />　要するに、ホルモン注射等の人為的な方法もしくは、低温・高度・塩濃度・日長・個体群密度・栄養などの環境条件によって、動物の成長・変態を加速・遅滞させることができるということである。実際に、巨大な幼生(giant larva)や矮小化した成体(dwarf adult)が動物門に関係なく、多くの事例で知られている。実例を挙げれば切りがないが、最も馴染みやすいのはネオテニーであろう。幼形成熟という和名で知られ、高地の池に住むアホロートルが、低温・高所という環境のために十分に体が成長しても生殖能力が発達しないmetathetelyやアリマキのように翅が十分に発達しないまま生殖能力が成熟して小型の成虫に達するprotheletlyに大別される。また、体細胞や生殖細胞の成長に時間差が生じるような前述の現象のみならず、ツチハンミョウにおける、成長段階に応じた形態の大規模な変化（過変態と呼ばれている）や蜂や蟻に見られる女王・兵士・労働者などの役割分担で知られるカースト形成もこのホルモンの感受性の変化やホルモン分泌のタイミングがずれることによって成立している。特に後者では、過剰な幼若ホルモンの投与で頭の巨大化した兵士階級を作成できることが知られている。おそらく、幼若ホルモンとエクジステロイドの量をうまく調節することで、中間の形質を持つ、自然界にはない個体も人工的に生み出すこともできるだろう。寄生生活を営むカイアシの一種などは、肢や外殻を持たない柔らかで紐や木耳のような外見をしているものが多いが、寄生性の動物に見られる、異常な単純化された形態についても、例外ではないとされている。沿岸や岩の裂け目など狭隘な環境に住む種についても、それ相応の生活に適応すべく、同様のメカニズムで形態が特殊化されていると考えられている。このような環境でニッチを獲得できた動物門としては、顎口動物門、胴甲動物門があげられる。<br />　ここまでは生物関係の専門書などに記述されているだろうが、松田隆一が特に注目しているのは、孵化前の卵に見出される変容である。前述したような環境条件の変化が幼生の頃ではなく卵を産む親世代に刺激となって影響を与えるとなると、卵黄の増減に関わるビテロジェニンというホルモンの分泌が増え、このホルモンは卵黄の増加を促すので、最終的に産出される卵が大きくなる。卵黄は栄養であるので、卵の中の胎児はより成長できることとなり、孵化する頃には幼生の時期を終了した稚体か、餌を必要としない幼生になっている。幼生が餌を捕食するのは成長するためであるから、目的が孵化前に果たされれば、餌を採る必要はなくなってしまう。ミニチュアの成体になってしまう直接発生(direct development)もその一つと考えられている。プエルトリコの象徴であるコキガエルは、オタマジャクシの時期が全くないままミニチュアのカエルとして生まれ、その卵は通常のカエルの卵に比べて何倍も大きい。このように、本来孵化後に過ごす過程を孵化前に終えてしまう現象を、松田隆一は胚化(embryonization)と称している。胚化を起こすための刺激は、基本的には変態の促進・遅滞と同じ要因が挙げられる。<br />①	水や海水での塩濃度の低下<br />②	海岸の岩場等の狭隘な場所で生きることで受ける塩濃度の低下<br />③	深海<br />④	極地<br />⑤	季節に依存した気候の変化<br />⑥	陸上生活<br />⑦	穴や管といった棲家<br />⑧	親の保護<br />⑨	蟻等の他の動物との共同生活<br />⑩	洞窟での生活<br />である。どれも気温・気圧・日長・密度など物理的な環境が刺激になり得る生息地であり、こうした環境が刺激となってもたらすホルモン自体の感受性の変化やホルモン分泌のタイミングのずれが遺伝的な変異となって固定化され、動物種が多様化していったのではないか、特に、生息地の地理的な違いで種が隔離され分化していく異所的種分化ではなく、必要な食物の違い等で生息地が同じでも種が分かれていく同所的種分化がを引き起こす主因になったのではないか、という考え方に松田は到達したのだった。卵胎生や胎生という産み方についても、この胚化の極致ではないかと考えていいのかもしれない。これにはビテロジェニン合成をはじめとした内分泌系の異常が起こるのだろうと松田は考えている。例えば、鳥類では哺乳類のように胎生を行う種が存在しないが、この異常が鳥類では起こることがなかったことが原因なのかもしれない。<br /><br />３．松田の仮説を裏付ける幾らかの発見<br />　この「環境の変化が進化の引き金となる」という考え方は、ショウジョウバエの翅の変異を人工的に誘導する試みで、1960年代に専門用語が作られている。ショウジョウバエの卵にエーテルの蒸気を作用させると、幾つかの卵では四枚翅の成虫が得られ、それらを交配させ、卵にエーテルの蒸気を作用させ・・・といった操作を四枚翅から生まれた子孫を対象に何世代も続けていくうちに、エーテルの助けなくしてその変異型の系統が得られるようになる、というものである。熱ショックタンパク質が分子メカニズムの中枢を担っていると考えられており、人工的な選択であるから自然選択のそれとは同一視するのは危険だが、環境からの刺激が遺伝的に固定された実例として知られており、実験を行ったWaddingtonはこの現象を遺伝的同化(genetic assimilation)と名付けた。松田の著書にも、この用語が胚化が遺伝されるに到ったメカニズムとして使用されている。<br />また、体細胞の変異は遺伝しないことをネズミの尻尾切りで実証したWeismannですらも、ウラゴマダラシジミLycaeneid butterflyにおいて、高温では明るい体色に、低温では暗い体色になることを知り、松田より遥か以前に、体細胞で生じた変異が遺伝的に固定できることを認めているのである。<br />もう一人挙げるなら、Goldschmidtであろう。彼は魚類でモドン属Periophthalmusに属するmangrove mudkipperがチロキシン処理によって小さな顎や胸鰭、乾いた皮膚を持つ個体になることを見出し、彼もまた松田の到達した思想を彼よりも前に見出すことになったのである。<br />最後に、進化の総合説を唱えたMayrのことも触れる。彼は、遺伝的同化という考え方を知り、「このメカニズムによって少しずつ変異は蓄積し、一定の量に達すると形質が変わり、その情報が固定され、新しい種の誕生となったのだろう」といった見解を示している。<br /><br />４．各論<br />　ここからは数多くの動物門で松田の考え方を支持する実例について、物語性なしに網羅していく。ただし、情報量によっては組み立てにくい箇所もあるため、素人裸足の抜粋という形式になる点だけはご了承願いたい。実際の著書においても、動物門によって情報量の格差は甚だしく、彼の専門分野である昆虫での情報量が全体の半分以上を占めている。ただし、それだけ知見が豊富であるということは、それだけ仮定している事象が確からしいということにもなる。そのため、松田の仕事は足腰が強い確固たる基盤のある仮説だと考えて良いだろう。ただし、それには危うさも含む。事例を拾い上げるうちに、例外が数多くなるということである。そのため、アクセスされた読者は矛盾と思しき混沌に幾度となく襲われることもあると思うが、これについてもご了承願いたい。<br /><a name="more"></a>

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<dc:date>2009-07-15T12:00:00+09:00</dc:date>
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<title>バイオベンチャーの大王が再臨するかもしれない。</title>
<description>株式会社トランスジェニックが、果実堂と業務提携するようだ。後者の社長はかの出井剛氏である。彼は異端児にして、風雲児であり、魁である。クマモト抗体研究所から神戸に抗体のバイオベンチャーをしかけたのは彼だ。そして、トランスジェニック動物の受託サービスやマウスの胚の販売など、多岐にわたった。株式上場後に辞任したのは残念だった。その後の公認会計士の社長就任そしてビジネスのドタバタは物凄く無残であり、私は出井氏の復権を心地よく思う。果実堂でも、農家とバイオの真ん中に線を引いて、しっかり...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-11T23:14:25+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
株式会社トランスジェニックが、果実堂と業務提携するようだ。<br />後者の社長はかの出井剛氏である。彼は異端児にして、風雲児<br />であり、魁である。クマモト抗体研究所から神戸に抗体の<br />バイオベンチャーをしかけたのは彼だ。そして、トランスジェニック<br />動物の受託サービスやマウスの胚の販売など、多岐にわたった。<br /><br />株式上場後に辞任したのは残念だった。その後の公認会計士の<br />社長就任そしてビジネスのドタバタは物凄く無残であり、私は<br />出井氏の復権を心地よく思う。<br /><br />果実堂でも、農家とバイオの真ん中に線を引いて、しっかりと<br />ビジネスを軌道に乗せているようだ。本当にうれしい。バイオを<br />学んだ若者が生きるための舞台が、しっかりと根付いている。<br />彼こそ創造者であろうに。<br /><br />銀座かどこかでクラブを営んでいたらしいポストゲノム研究所の<br />城主は、堅実さというものを、しっかりと自らに育ませる<br />べきだったのかもしれない。<br /><br />ともかく、経営者としては五つ星の出井剛氏なら、かの王国、<br />トランスジェニックに再び桜花を咲かせることができるのかも<br />しれない。<br /><br />私は、出井剛氏を応援したい。<br /><br /><a name="more"></a>

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<title>サミットの思いは憂国の思いと一致する。</title>
<description>蒸し暑い、それほど高温でない日が続いている。明るい話題が相変わらずないのがこの国の特色だが、ともかく、教育に関しては甘く見ると、しっかりと最貧国に急落できてしまうのです。日本という国は腐るほど学校があるのですが、これはバブルまでの豊かさの余剰でしかないので、ほとんどが腐ったミカンでしかありません。今は貧困で糞汚くても、教育がファッションではなく実学や教養として確立されていれば、その国は滅びないでしょう。逆に、どれだけビジネスが盛んで、世界に冠たる・・・と絶叫したとしても、教育...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-11T00:07:08+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
蒸し暑い、それほど高温でない日が続いている。<br />明るい話題が相変わらずないのがこの国の特色だが、<br />ともかく、教育に関しては甘く見ると、しっかりと<br />最貧国に急落できてしまうのです。<br /><br />日本という国は腐るほど学校があるのですが、<br />これはバブルまでの豊かさの余剰でしかないので、<br />ほとんどが腐ったミカンでしかありません。<br /><br />今は貧困で糞汚くても、教育がファッションではなく<br />実学や教養として確立されていれば、その国は<br />滅びないでしょう。<br /><br />逆に、どれだけビジネスが盛んで、世界に冠たる・・・<br />と絶叫したとしても、教育がお飾りになっている<br />国は、今の天災人災に塗れて腐臭漂う最貧国のように<br />なるでしょうね。<br /><br />今が永遠ではないのだ。<br />数年前吠えていた会社が霧のように消えるがごとく、<br />時がたてば新しい力が生まれる。その勾配によっては、<br />革命になり、滅亡になる。<br /><br />ニートが口をあんぐり開けて、ピカドンの光と<br />共に蒸発することだって、決して夢のことではないと思う。<br />予測不可能な惨事は、今もしっかり起こり続けているではないか。<br /><br />日本は特別？本当にそう思うのか？<br />そうかもしれない。暴動が起きず、殺人事件多発で<br />何とかなっているのだから。<br /><br />しかし、少子化が進み、多民族化が進めば、<br />大陸の荒ぶる血脈が、大量の生贄を求めるかもしれない。<br />ささいなことで。<br /><br />ダークファンタジーは、すぐ傍にいる。<br />それがわからないから中高年は困る。<br /><br />アニメーターの年収100万円があるように、<br />既に職業として成立できないプロが増えている。<br />もう発展途上国でボランティアを営む水準になろうと<br />している。要は、若者よ、外国人になれ、ということか？<br /><br />本当に、若者の国外追放がそこまで迫っているのでは<br />ないか？<br /><br />そうやって人件費の安い多民族がやってきて、<br />混血と犯罪のジャパニーズドリームが花開くのだろうか？<br /><br />ともあれ、非可逆的破滅は麻生君にも鳩山君にも、<br />確実に手の届く距離にある。金メダル圏内である。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><blockquote><script type="text/javascript" src="http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/seesaa/js/sjis/4348000/beae57a2f240c10c32aa57fbad5a932d.js"></script></blockquote><a name="more"></a>

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<item rdf:about="http://lost-generation.seesaa.net/article/123163319.html">
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<title>人工精子の猥雑なファンタジースターダスト</title>
<description>キャリアウーマンの羨望の的となるだろう、ＥＳ細胞由来の人工精子。日本の男子は草食でゴミ以下だが、外国語もいまひとつ自信がない。けれど、コンサルティングや金融関係で年収は馬鹿みたいに高い。学歴もあるし、有用な資格も両手で数えきれない。ならば、ＥＳ細胞で精子を作ってしまえばいい。あたいの卵、あたいの精子、ちょこっとゲノムインプリティング。メチル化ちょちょいのちょい。そうすれば、お望みのキングベイビーが誕生するのよ・・・&amp;#10084;まあ、そう夢想するやつは死んだ方がいいだろう。...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-09T21:06:25+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
キャリアウーマンの羨望の的となるだろう、<br />ＥＳ細胞由来の人工精子。<br /><br />日本の男子は草食でゴミ以下だが、<br />外国語もいまひとつ自信がない。<br />けれど、コンサルティングや金融関係で<br />年収は馬鹿みたいに高い。<br />学歴もあるし、有用な資格も両手で数えきれない。<br /><br />ならば、ＥＳ細胞で精子を作ってしまえばいい。<br />あたいの卵、あたいの精子、<br />ちょこっとゲノムインプリティング。<br />メチル化ちょちょいのちょい。<br /><br />そうすれば、お望みのキングベイビーが<br />誕生するのよ・・・&#10084;<br /><br />まあ、そう夢想するやつは死んだ方がいいだろう。<br />台湾の巨大コンドーム程度の未開の地のレベルだ。<br />おそらく子供は言葉を話すまで育たないだろう。<br /><br />というわけで、理科離れが加速した、<br />ネットカフェの国では、子供はどんどん減り、<br />暴力と乱交しかできない馬鹿な子供だけが<br />大きくなり、野ざらしとなるのだった。<br /><br /><br /><blockquote><script type="text/javascript" src="http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/seesaa/js/sjis/4341000/08a41697dbd9037e2288093cdd82b0ae.js"></script></blockquote><a name="more"></a>

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]]></content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://lost-generation.seesaa.net/article/123090298.html">
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<title>「最高の父親だった」の凄まじき衝撃</title>
<description>黄金の棺、などは本質ではないのだ。娘が「最高の父親だった」と言えたことだ。この一言は、核弾頭よりも鋭利なのである。意味不明であるというのなら・・・何なら、ロスジェネに目を転じれば良い。あれだけ莫大な学費を払ってもらったのに、あれだけ習い事に精を出す羽目になったのに、あれだけご近所との競争にはめられたのに、あれだけ浪人しまくったのに、残ったのは・・・低い給与で昇給の望みのない、極貧。それだけなのだ。最高の父親・・・本来はそう絶叫しなければならないのに・・・肩透かし、それはあまり...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-08T20:48:34+09:00</dc:date>
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黄金の棺、などは本質ではないのだ。<br />娘が「最高の父親だった」と言えたことだ。<br /><br />この一言は、核弾頭よりも鋭利なのである。<br /><br />意味不明であるというのなら・・・<br />何なら、ロスジェネに目を転じれば良い。<br /><br />あれだけ莫大な学費を払ってもらったのに、<br />あれだけ習い事に精を出す羽目になったのに、<br />あれだけご近所との競争にはめられたのに、<br />あれだけ浪人しまくったのに、<br /><br />残ったのは・・・<br /><br />低い給与で昇給の望みのない、極貧。<br /><br />それだけなのだ。<br />最高の父親・・・本来はそう絶叫しなければ<br />ならないのに・・・肩透かし、それはあまりにも<br />強烈なものであったが、それが、我等を無口にする。<br /><br /><blockquote><script type="text/javascript" src="http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/seesaa/js/sjis/4341000/7cb4e6ecbe08ea26daea0026f1c8a4c2.js"></script></blockquote><a name="more"></a>

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<title>ウイグル・リンチに燃える傲岸不遜なる漢民族に、言いたい。</title>
<description>華というこの一文字は、人間を兵器に変貌させるだけの精神脅迫の力を秘めているようだ。でなければ、どこぞのＯＬがウイグル人を蹴りまくったりしないだろう。中華。愛国心が殺意に簡単にすり替わる、暴徒の大陸。日本海が終われば、恐ろしい国が待っている。石破代議士の教わった知恵は、真実なのだろう。虐げられた者の気持ちを永久に理解できない、搾取と処刑と大躍進の、高密度個体群。それが中国だ。共産主義から生まれた赤い魔物は、いつも敵を欲する。今日はウイグルだ。アッラーに忠義を誓う無辜の民に、この...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-08T20:38:38+09:00</dc:date>
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華というこの一文字は、人間を兵器に変貌させる<br />だけの精神脅迫の力を秘めているようだ。<br /><br />でなければ、どこぞのＯＬがウイグル人を<br />蹴りまくったりしないだろう。中華。愛国心が<br />殺意に簡単にすり替わる、暴徒の大陸。<br /><br />日本海が終われば、恐ろしい国が待っている。<br />石破代議士の教わった知恵は、真実なのだろう。<br /><br />虐げられた者の気持ちを永久に理解できない、<br />搾取と処刑と大躍進の、高密度個体群。<br />それが中国だ。<br /><br />共産主義から生まれた赤い魔物は、<br />いつも敵を欲する。今日はウイグルだ。<br />アッラーに忠義を誓う無辜の民に、このざまである。<br /><br />囲い込んで殴り殺す。<br />猟銃で丸腰の哺乳類を銃殺してスリルと自然の感動<br />とかぬかす、欧米人の感覚と同じくらい、下卑ている。<br /><br />少なくとも、ロスジェネは彼等のように<br />なってはならない。団塊はとち狂って迎合しようとも。<br />私達は、虐げられた日本人なのだから・・・<br /><br /><blockquote><script type="text/javascript" src="http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/seesaa/js/sjis/4342000/67db11bf284573c2da65bf6d5109cf79.js"></script></blockquote><a name="more"></a>

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<title>無辜のウイグルの民に、降り注ぐは人民解放軍の狂乱の銃火・・・</title>
<description>アッラーの粋な血脈が騒いでいるのだろう。人が人である限り、抑圧は耐えられない。しかし、資源という甘い誘惑は人民解放軍を殺戮の驟雨へと駆り立てるようだ。チベットの二の舞の暴動ゲームを、やってしまったようだ。多民族の虐殺が好きなのは、わかった。しかし、無為な殺戮は新撰組の二の轍を踏むぞ。正義を歌いながら、破滅に吸い込まれていく、制服の勇者達。毛沢東への忠義も、ただの狂った獣の雄たけびでしかない。ウイグルの民は漢民族の道徳の外にある。彼等はアラブの文字を書き、アッラーと共にある。従...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-07T22:08:35+09:00</dc:date>
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アッラーの粋な血脈が騒いでいるのだろう。<br />人が人である限り、抑圧は耐えられない。<br /><br />しかし、資源という甘い誘惑は人民解放軍を<br />殺戮の驟雨へと駆り立てるようだ。チベットの<br />二の舞の暴動ゲームを、やってしまったようだ。<br /><br />多民族の虐殺が好きなのは、わかった。<br />しかし、無為な殺戮は新撰組の二の轍を踏むぞ。<br />正義を歌いながら、破滅に吸い込まれていく、<br />制服の勇者達。毛沢東への忠義も、ただの<br />狂った獣の雄たけびでしかない。<br /><br />ウイグルの民は漢民族の道徳の外にある。<br />彼等はアラブの文字を書き、アッラーと共にある。<br />従って、資源を吸いつくす龍の欲望に屈することがない。<br /><br />愚か者め。<br />いつか頭蓋骨を&#25620;き毟って脳髄をぶちまけんばかりの、<br />後悔に苛まれるがいいだろう。<br /><br /><br /><blockquote><script type="text/javascript" src="http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/seesaa/js/sjis/4337000/21419063e06c8c4ad3929dfd532a96d0.js"></script></blockquote><a name="more"></a>

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<title>殺人列車東京メトロの見事な急ブレーキ</title>
<description>東京メトロといえば、多彩な広報誌を思い浮かべる首都圏の読者も多かろう。私もその一人だ。しかし、メトロは出版社ではなく、鉄道会社である。ほぼ独占で超高給の割には忙しくないらしいのだが、それにしても、最近の急ブレーキには目に余るものがある。まさに、福知山線の100人殺害事件と同じになるかもしれないような、乗客が車中で斜めに吹っ飛ぶような急ブレーキが目立つ。本当である。ラッシュで混雑になり、ダイヤが乱れるのは首都圏の名物として、信号機トラブルや車両点検なんてのは通知でわかるように思...</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-07T20:32:51+09:00</dc:date>
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東京メトロといえば、多彩な広報誌を思い浮かべる首都圏の<br />読者も多かろう。私もその一人だ。しかし、メトロは出版社<br />ではなく、鉄道会社である。ほぼ独占で超高給の割には<br />忙しくないらしいのだが、それにしても、最近の急ブレーキには<br />目に余るものがある。まさに、福知山線の100人殺害事件と<br />同じになるかもしれないような、乗客が車中で斜めに吹っ飛ぶ<br />ような急ブレーキが目立つ。本当である。<br /><br />ラッシュで混雑になり、ダイヤが乱れるのは首都圏の名物<br />として、信号機トラブルや車両点検なんてのは通知でわかる<br />ように思えるのだが、なぜか急ブレーキだ。本当にすごいのだ。<br />まさに、吹っ飛ぶのである。数年以内に人を殺さないといいが、<br />と不安になるばかりである。すいませんでした、では済まないぞ。<br />殺人列車東京メトロ。<a name="more"></a>

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<title>李明博大統領は独裁者ではない。</title>
<description>焦るテロリストの城塞が、李明博を誹謗中傷している。けれども、韓国国民は怖気づくことなんてない。今までの大統領がおかしかったといえるのだ。韓国の若者だって、親世代が実はいかれていたのだと思っていいだろう。李明博は間違ってなんていない。いかれているのは、北だ。それでいいんだ。</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-06T22:16:24+09:00</dc:date>
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焦るテロリストの城塞が、李明博を誹謗中傷している。<br />けれども、韓国国民は怖気づくことなんてない。<br />今までの大統領がおかしかったといえるのだ。<br />韓国の若者だって、親世代が実はいかれていたのだ<br />と思っていいだろう。李明博は間違ってなんていない。<br />いかれているのは、北だ。<br />それでいいんだ。<br /><br /><br /><blockquote><script type="text/javascript" src="http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/seesaa/js/sjis/4336000/8efce4b3f3ef9b3fee6df5b7bbe864a6.js"></script></blockquote><a name="more"></a>

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<title>大礒の性の熱情が、また幕を開ける。</title>
<description>淫乱な夏が、また始まる。そんな暢気な行楽も、何時の時代まで続くだろうか・・・灼熱は商用においても殺意を高めよう。大礒ロングビーチが、どれだけ癒しになるかは、何とも未知数、としか言いようがない。</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-05T22:47:56+09:00</dc:date>
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淫乱な夏が、また始まる。<br />そんな暢気な行楽も、何時の時代まで続くだろうか・・・<br />灼熱は商用においても殺意を高めよう。<br />大礒ロングビーチが、どれだけ癒しになるかは、<br />何とも未知数、としか言いようがない。<br /><br /><blockquote><script type="text/javascript" src="http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/seesaa/js/sjis/4331000/1e9657983d792d99103f75675dcbdd71.js"></script></blockquote><a name="more"></a>

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<title>観音菩薩なるサンショウウオが再生医療に知恵を授けん・・・</title>
<description>前世紀の遺物と思われていた、両生類の再生研究。新発見があったようだ。ネイチャーが楽しみだ。どこかからかっぱらってでも、読んでみたいものだ。</description>
<dc:subject>日記</dc:subject>
<dc:creator>ロスジェネ</dc:creator>
<dc:date>2009-07-05T20:49:53+09:00</dc:date>
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前世紀の遺物と思われていた、両生類の<br />再生研究。新発見があったようだ。<br /><br />ネイチャーが楽しみだ。<br />どこかからかっぱらってでも、読んでみたいものだ。<br /><br /><br /><blockquote><script type="text/javascript" src="http://jss.afpbb.com/sdata/newsdelivery/seesaa/js/sjis/4329000/23d56304658c9b19619357dc0c10a9d9.js"></script></blockquote><a name="more"></a>

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